子の気持ち

2012年1月29日 本業
先週の土曜日の無料相談会で、相談者のお一人に、少し認知症の可能性を否定できない方がいらっしゃいました。それで、娘さんと同居していると言うことだったので、後日、娘さんにもお話を聞き、成年後見制度のこともお話しようと、金曜日、地元の先生と一緒に自宅にお伺いしました。

そこで、いろいろ話を聞きました。そして、成年後見制度のことを説明しようと思い、話をしようとすると、まあまあと言った感じで軽く拒否されました。そして、しきりにちょっとボケてることもあるけど、会話もできるし、基本的には一人でできるし、大丈夫というようなことをしきりにおっしゃられました。

このことを通じて、自分なりに思ったことは、子供は親のそういったことを認めたくないのかもしれない、ということです。徘徊をしたり、全く会話がかみ合わなくなったり、明らかに完全に認知症が進んでしまったら、もう認めざるを得なくなるのかもしれませんが、軽い認知症程度であれば、まだ大丈夫と思うのだろうと。
確かに自分の親がそうなったらと考えたら、同じことを思うかもしれません。特に私の場合、父親のことは人として尊敬しているので、そんな父親が認知症になり始めたら、年齢的に仕方ないと思っても心のどこかでショックを受けるように思います。

成年後見関係は、そういった人の機微も感じなければいけないと思いました。

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