3日目、あっという間に最終日。
7時に起床。朝風呂へ。
こちらもまた、朝の景色の見える時の方が眺めが良かった。
今回の2宿は、どちらも眺望「海」で、海好きの私としては心が洗われた。

8時朝食。朝食も手作り豆腐などこれまた美味しかった。
全部完食。ちょうど良い量だった。
10時にチェックアウトし、これからの行動を検討。
友達はあぶと観音に行きたいということだったが、
昨日の仲居さんの話だと宿から歩くと遠いし、
バスも近くの停留所からは行けなくて、いったん駅に出なきゃいけなくて、
さらに駅から行くバスも1日に数本しかないとのこと。
一番いいのはタクシーで行くことだが、帰りたぶんタクシーを拾えないので
待ってもらうほうがいいとのことだった。
とりあえずフロントの人にもっと詳しく聞いてみた。
フロントの人はあぶと観音は海から見る眺めは良いが、
あぶと観音自体はすばらしいほどではないということで、
他の資料館のようなところやこの地域をレンタルサイクルで散策をお勧めされた。
またまた再検討。でも友達はどうしてもあぶと観音に行ってみたいと言うことだった。
タクシーだと10分ぐらいと言うことだったので、自転車だと30から40分ぐらいで
着くだろうということでレンタルサイクルであぶと観音まで行くのが有力に。
一人、自転車のこぎにくそうなスカートの友達がいたが、その人が一番乗り気で結局決定。
荷物を宿に預けまずはレンタルサイクル屋へ。レンタルサイクル屋の目の前に
寺から見える景色がキレイなので有名ならしいお寺があり、まずはそこへ。
拝観料200円を払い、寺の中へ。畳敷きの大広間のようなところがあり、
そこから景色が見えた。確かに美しい。絵にするとサマになるような感じ。
ちょうど赤いじゅうたんのようなものが引いてあり、
そこに正座をして眺めを観賞すると、なんだか厳かな気分になった。

寺を後にし、レンタルサイクル屋へ。おばさんに話しかけると新しい自転車は全部で払ってて
ほとんど使っていない古い自転車しか残っていないと言うことだった。
とりあえずどれだけのものか見てみることに。
確かに錆びてるは、汚れまくってるはで動くの?と思うような代物だった(^^;
でも結局それでもいいかと借りることに。まずは空気がほとんど抜けてるので空気入れを。
座るところなどおばさんに拭いてもらってなんとか乗れそうな状態に。
いよいよ出発。と思ったが、いすの高さが低かったので調節しよう、と思ったらなんと調節するところがない!
こんな自転車あったのか。。。しょうがないのでママチャリを借りたオヤジのような体勢になりながら再び出発。
しかも自転車自体重いし。。。まあ、平坦なら大丈夫か、なんて思っていたら甘かった。。。
5分ほどこぎ、道が二つに分かれている。一つは海沿いを一つは坂道。
地図で見てみると坂道のほうらしい。とりあえず出発。坂道もそんなに続かないだろうと思っていたら、
どうやら山を一つ越える感じになっているらしく延々と上り坂が続いた(ToT) 途中急なところは自転車を引っ張り、
なだらかな上りは立ち漕ぎをしながらひたすら上る。
自転車も重いし、低いしで漕ぎにくいのもあり二重苦。でもなんとか頂上まで到達。
後は下り。これまたすごい下り坂でブレーキをしていてもスピードが出る。
帰りを考えると手放しに喜べない。。。一山越え、後は平坦な道を5分ほど行くと、また海が開けた。
景色が良かったので、ちょっと眺めた後再び出発。5分ぐらいで目的地に到着。
拝観料300円を払い、観音様のところへ。崖に小さな建物が立っていた。建物に上がり景色を見る。
これまたとても素晴らしかった。それで、私は友達に「で、観音様は」と聞くと
友達は「へ?」と言ってきょとんとしている。よくよく話をしていくと、この建物が観音様の境内?みたいなもので
お賽銭箱の置いてある中に観音様がいるとのことだった。
私はここがどんなところかぜんぜん知らなくて、大船観音のように大きい観音様が立っていると思っていた。
ここの観音様は安産・子宝にご利益があるようで特に安産や母乳が出ますようにという願い事が多かった。
しかも胸の形をしたものを自分で作って奉納する仕組みらしく中にはおっぱいがひしめき合っていた(^^:
観音様の隣に新八十八箇所の霊所になる碑があったのでそこにも行ってみた。
そこからみた観音様の景色はキレイだった。船に乗らなくてもここから見る景色だけでも十分だった。
景色を堪能し、帰ることに。またまたあの坂が待っている。
坂に近づいたら勢いを付けていこうと思っていたが、
途中からすでになだらかな上り坂になっていて、すでに勢いをつけるどころではなかった。
急な坂に差し掛かり、自転車を降りてひたすら上る。もうみんな無言だった。。。
トンネルに差し掛かると坂はなだらかになる。ここで再び乗って立ち漕ぎで勢いをつけながら上る。
このトンネルがまた暗くてしかもこの自転車はライトがついてない。
後ろの反射板だけがドライバーが私たちの存在を認識できるもので、気付いてくれているかとても怖かった。
後ろから車が突っ込んできそうでヒヤヒヤものだった。
私がドライバーだったら、あんな暗くて狭いトンネルでいきなり自転車がいたらビックリするだろう(^^;
そして、やっと下りに差し掛かった。すごい時間がかかるかと思っていたが意外と早く上りきれた。
街に戻ってきた途中で友達が素朴な自家製パン屋さんを見つけ行ってみることに。
本当に昔懐かしい感じのパッケージで素朴そうなパンが並んでいた。
私は給食のときに出そうなクリームの入ったコッペパンを買った。
1時過ぎ、レンタルサイクル屋に到着。ハードな旅だった。。。
宿に向かう途中、鯛めし屋が目に止まり入ってみることに。結構はやっているようだ。
私たちはすぐに席につけたが、その後、どんどん人が来て断られていたのでタイミングが良かった。
二人は鯛造り定食、私は鯛めし定食を注文。鯛めしにも鯛の刺身は付いていた。
刺身は美味しかったけどちょっとスジっぽかった。今回あっちこっちで鯛を食べたけど
2泊目の宿の鯛が一番美味しかった。鯛めしは初めて食べたがこれは美味しかった。
私は知らないで注文したのだが、ここは鯛めしが人気らしく鯛めしを頼んでいる人が多かった。
でも、ちょうど私で最後だったらしく、私の後に頼んだ人はみんな断られていた。
これまたラッキーだったのだが、途中でお腹がいっぱいになってきてしまった。
でも、鯛めしだけは残せない感じだったのでがんばって食べた。
食べ終え、密かに時間があまりなくなっていたので会計を一人に任せて
二人で先に宿に荷物を取りに。その前に途中のバス停で時間を確認。
2時10分発に乗れば2時55分発の空港行きバスに間に合う。あと15分ぐらい。
宿に着き、荷物を受け取って出ようとしたところで会計係の友達と合流。
5分前にバス停に到着。時刻通りバスが来て2時40分ごろ駅に到着。
空港行きバス停まで行き、慌てて今回の旅行の精算。
何とか出発までに間に合った。広島友達とはここでお別れ。
最後はドタバタだったなあ。(^^;

空港でチェックインも済ませ、ちょっとお茶をして17時5分発のANAで羽田へ。
飛行機の中でさっき買ったパンを食べた。味も小学校のときの給食で出たコッペパンのような味だった。
18時半ごろ羽田に到着。京急に乗り、京急川崎までは一緒。
そして川崎で神奈川友達とお別れ。今回の旅は終わった。

すごく充実したあっという間の3日間だった。
最近遊びに行くとしたら車でしか行ってなかったので
たまに電車やバスを使った旅も楽しかった。
広島ってあんまり行く魅力を感じてなかったんだけど(広島の人ごめんなさい)
瀬戸内海の景色などとても風光明媚なところが多かった。
友達の住む町も海のすぐ近くに山が見えたりして
函館や神戸のような感じで素敵なところだった。
また今度心の洗濯をしようね。

おわり

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