昨日のつづき

4時半過ぎに温泉に到着。秘湯となっていたので、どんな山奥になるかと
思っていたけど、山奥というより、山里の奥といった感じで、素朴な感じの所だった。

この宿は、「のんびりする」と言うのがモットーらしく、
遅くても5時にチェックインなのも、宿でのんびりするには、
この時間には着いていないとのんびりできないという理由かららしい。
玄関で靴を脱ぎ、館内は廊下も全て畳が敷かれていた。
館内を靴やスリッパを履かないで歩けるのは気持ちよかった。
部屋は、広さ的にはそれほどでもなかったが、3人にはちょうど良い感じ。
でも、トイレが最新式のウォシュレットなのと、部屋にマッサージ機があるのは驚いた。
20時に大浴場が入れ替わるということなので、お茶を飲んだ後、
早速お風呂に行く。ここは部屋にはバスタオルとかはなくて、
大浴場の脱衣所にバスタオルやボディタオルが置いてあり、
自由に使えるようになっていた。浴場は洗い場が4つほどの
こぢんまりとした感じ。でも、部屋数自体が12室と多くないので、
ゆっくり入れそう。お湯はぬるめ。かすかに硫黄のにおいがするけど、
全体的に無色透明、無味無臭に近い。露天風呂は大きな桶のようなお風呂だった。

6時から食事だったので、お風呂はそこそこにして、夕食を食べに
大広間に行った。夕食は山里の温泉なので、山で取れる物が多かった。
ただ、今回は芋類がやたら多くて、味自体は美味しかったけど
途中で飽きてきた。もうちょっといろんな食感があるといいなと思った。
一番美味しかったのは、デザートで出た牛乳プリンだった(笑)

夕食を終え、部屋に戻り、本栖湖の近くの酒屋で買い込んだワインで乾杯。
どちらも辛口だった。私は普段はそんなに飲めない方なんだけど、
今回は結構飲めた。しかも、私の苦手な辛口だったのに。
友達もビックリしていた。たまたま、調子が良かったのか?

酔いを醒まし、2回目のお風呂に入りに行った。
浴場は男女入れ替わっていて、今度のお風呂は石で作られているお風呂だった。
露天風呂はこっちの方が四角い形だったからか広く感じた。
景色はどちらも変わらず川が下に流れていて、開放感がある。
今回は、時間を気にすることもなかったので、ゆっくり使っていた。
が、上がってから頭がクラクラしてきた。イスに腰掛けて休むものの、
なんとなく気持ちが悪い。やばいー、と思い、洗面の水を一口飲んでみた。
結構美味しい。田舎だからか、水道の水でもイケる。
水を飲んだら治った。どうやら脱水症状だったらしい。
体も回復し、着替えて部屋に戻った。そしてそのまま、私はバタンキュー(死語)
いつの間にやら眠っていた。

2日目、朝食が8時からと言うことだったので、7時半に起床。
窓を開けると、今日もいい天気!
顔を洗い、朝食を食べに大広間へ。
朝食も味は美味しいんだけど、組み合わせが微妙だった。
お粥とご飯があったり、お漬けものっぽい物ばかりだったり。
朝はお粥が抹茶のお粥で一番美味しかった。

朝食後、お腹がこなれてきてから、朝風呂へ。
貸切風呂が空いていたので、入ってみた。
貸切風呂は2つあり、露天になっているのと、内風呂になっているのがある。
私は露天風呂になっている方に入った。
貸し切り露天は、昨日入った桶のような風呂だった。
思ったより広くて一人で、のびのびと浸かっていられる。
景色も大浴場とさほど変わらない。ただ、朝はトラックがたまに通るのが
ちょっと気になった。まあ、角度的に見えることはないと思うが。
でも、のんびり入るにはとても良かった。なんか気持ちが柔らかくなった。
貸切風呂に入った後は、大浴場へ。
ここでは、友達と露天風呂でおしゃべりをしていたらまたまた長風呂になった。

チェックアウトは11時になっていて、余裕だぁ、なんて思っていたのに
アッという間に11時になってしまった。
とにかくお風呂を堪能した。貸し切りが予約をしなくても
空いていれば入れるところはとても良かった。大浴場も混雑することもなく
のんびり入れた。あとはもうちょっと料理が工夫されればもっといい宿になるのになあ、
と思った。

明日につづく

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