2泊3日の紅葉狩り温泉旅行から無事帰ってきた。
とても思い出に残る楽しい旅になった。

25日の金曜日、8時に自宅の最寄り駅の前で一人目の友達(Nちゃん)と
待ち合わせ。予定通り、8時に落ち合い、
二人目の友達(Oちゃん)の待ち合わせの駅へ向かう。
私の予想では30分ぐらいで着くと思っていたので、
Oちゃんとは8時半に待ち合わせをしていたんだけど、
ナビを設定したら、1時間近くかかることが分かった。
意外とその駅は遠いらしい。でも、Oちゃんは遅刻魔なので、
大丈夫かなあ、と思いつつ、とりあえず8時半になって
Nちゃんにメールを入れてもらった。
そしたら、返事が来て駅に着いたらしい。今回に限って待ち合わせ通りに
着いてしまった。しょうがないので、遅れることを伝えて、
ファーストフードで待ってもらうことにした。
9時ぐらいに駅に到着。Oちゃんと合流。
いよいよ、本当に女3人旅の始まりである。
最初の目的地は伊香保温泉。まずは関越道練馬ICを目指す。
平日の午前中もあって、環八は混雑していて、
ところどころ渋滞。トラックが多くてちょっと怖かったわ。
練馬ICに着き、関越道にのる。ここまで来るのに、
結構時間がかかったので、最初のパーキングエリアでトイレ休憩。
そして、渋川伊香保ICを目指す。関越道はカーブもないし、
とても走りやすいなと思った。それに、追い越し車線でも
怖ろしく飛ばす人が少なかったので、プレオでも追い越し車線で
どんどん追い越すことができた。東名だと追い越し車線は
150kmぐらい出ないとその車線を使えないと思うぐらい
飛ばす車が多いように思う。

1時間ちょっとで渋川伊香保ICに到着。伊香保温泉に行く途中、
旅行会社のクーポン券にあったところで食事をすることにした。が、
どうやら団体客を大量に取るお店だったので、
もっと落ち着いて食べたいということになり、近くにあった
手打ちそばのお店に行った。私は山菜そばを注文。
あんまりお客さんもいなくて大丈夫かな、と思ったけど、
いかにも手打ちといった感じのそばで結構美味しかった。

昼食も終え、伊香保温泉街へ目指す。
温泉街に着いてから、駐車場を探すのに、すごく迷った。
狭い道や急な坂を上ったり降りたりして、なんとか見つけることができた。
でもそんな思いをしなくても、道を間違えなければ
普通に来られる駐車場だった。
伊香保の紅葉はほんのり色づいてきているといった感じで
まだまだこれからといった感じ。でも、それはそれでキレイでした。
伊香保を散策。源泉の見学に行く。その途中、飲泉できるところがあった。
手にとってにおいをかぐと鉄臭いにおいがした。どうやら
伊香保の温泉は鉄分を含んでいるらしい。確かに温泉の流れる川の下が
黄色く酸化してまるで黄色い絨毯を引いているような状態だった。
Oちゃんが試しにちょびっと飲んでみた。が、ほとんど飲めずに
逆に吐きそうになっていた。鉄錆を飲んでいるような感じらしい。
私は止めておいた。源泉も見学し、温泉街を散策。
石畳の街ということで石畳の階段の両側にお店が並んでいる。
と言っても、熱海とかのおみやげ物屋がずらり、といった感じではなく、
素朴なお店がひっそりと建ち並んでいる。にぎやかさはないが、
逆にのんびりしたいのなら、こんな感じのところが良いだろう。
温泉街の酒屋で今夜飲むお酒(地ワインと地ビール)を調達した。
チラッと、神社に立ち寄って、駐車場に戻る。

今夜の宿のある、四万温泉に向かった。
地図上で見ると結構山奥でくねくね道かな、と思ってたんだけど、
そんなに上ることもなく、道も神経使うほどカーブしてなかった。
4時半頃に宿に到着。今日の宿は渓流の見える露天風呂がある和風旅館。
部屋数も16室でのんびりとできそうな感じ。
外観は古そうだったんだけど中は意外と小綺麗だった。
部屋に案内され、説明を受ける。とにかくお風呂が良いらしく、
仲居さんに、「とにかくたくさん入って行ってくださいね」と言われた。
部屋は10畳ほどの広さ、景色は残念ながらあまりよくない部屋だった。

ちょっと休憩し、早速お風呂に入る。浴場は入れ替え制で、
今の時間は内風呂にはぬるめのお風呂と熱めのお風呂が二つあり、
露天は打たせ湯があるちょっと小さめの露天だった。
源泉から直接引いているみたく、お風呂が常に溢れて流れているようだったので、
その点は良かった。そんなに広くはないが、もともと16室なので
こんなもので良いんだろう。実際3回お風呂に入ったが、混雑することはなかった。
まずは内風呂のぬる湯で体を温め、露天に行く。
だいぶ暗くなってきていたが、なぜか明かりがなくて、暗いところで
露天にはいることになった。景色は下に川が流れ、紅葉もちょっとしていたので
なかなか風情があった。が、なにぶん暗いのでよく分からなかった。
ただ、景色はもう一つの浴場の方がいいらしい。それはそれで楽しみになった。
じっくり露天に入り、体を洗うのは夜にする事にしてそのまま上がった。
体がポカポカして、肌もスベスベ。Oちゃん曰く、ちょっと塩分を
含んでいるっぽいと言うことだった。

お風呂から戻ると6時をちょっと過ぎていた。夕食を6時からにしていたので、
もしかするともう電話来ちゃったかな、と思っていたらすぐに電話が鳴った。
早速食べに行った。一品一品出てくる形式で盛り付けも良く、味も美味しかった。
食材に旬の物を使っているのが多かった。この宿は毎月メニューが代わり、
その時の旬の物を出すらしい。でも、私が一番感動したのは、ご飯だった。
一人一つずつ釜で炊いたご飯で地元のお米らしいが、これがすっごく美味しかった。
水加減も良く、ほのかに甘いのである。こういうシンプルな物にこそ、
味の違いが出るのかもしれない。こんなに美味しいご飯を食べたのは
初めてかもしれないと思った。

食事を終え、部屋に戻り、買ってきたビールで乾杯。
ビールは2種類で小麦で作った物と材料は忘れたが、赤銅色をしたビールである。
小麦の方は軽くて飲みやすく、ビールの苦手な私でもグイグイいけた。
赤銅色の方はちょっと苦みがきついが、その苦みが帰って美味しいといった感じで
これもグイグイいけた。そのあと、ワインに突入。
ワインはやや甘口とあったが、意外と辛口だった。サッパリした感じ。
私は最近、お酒が弱くなっていて、明日の運転も控えているので、
どれも小さなコップ1杯ほどにしておいた。二日酔いになったら洒落にならないので。
ちょっと酔いを醒ました後、再びお風呂に入りにいった。
今度のお風呂は内風呂はあついお風呂の一つしかないが、
その代わり、蒸し風呂があり、露天もさっきより広く、小さな滝が間近に見えた。
内風呂で体を温め、蒸し風呂に行ってみた。サウナのように高温ではなく、
ちょうど気持ちいい暑さでつらくない。ずっと入っていられそうな感じだったけど、
夜も遅かったので、砂時計が半分ほど落ちたぐらいで出た。
そのあと体を洗い、露天に入る。ここも明かりがついていなく薄暗かった。
電灯はあるようなのだが、ついていないし、スイッチも分からない。
壊れているのだろうか? でも、暗い中渓流の音が聞こえて、
それはそれで気持ちよかった。なんだか、心が落ち着く感じ。
じっくりと浸かってから上がる。体がポカポカして、すぐに眠れそう。
部屋に戻って、お布団にはいるといつの間にか眠っていった。

明日につづく

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